遊び込む

幼児期には、夢中になって何かをするということが、とりわけ大切であるといわれています。
そのような状態を、「遊び込む」という言葉で言い表します。(『保育の心もち』秋田喜代美著)
園庭で遊ぶ子どもたちを見ていると、「遊び込む」という言葉がいかにもふさわしく感じられます。
遊び込む中で、子どもは言葉に尽くせない多くのものを学びます。                                                                                                     泥遊びを遊び込む

お片付け

子どもの情景で大好きなものの一つが、みんなで遊び道具を片付けている姿です。
今日は、お片付けの時間が始まってしばらくすると、年中さんの男の子が
「三輪車が並んでる。」
と言って、私を呼びに来ました。
倉庫に片付けられるはずの三輪車が倉庫の入り口からずらっと並んでいました。
倉庫まで運んできたものの、どうしてよいのか分からず、とりあえずそこに置いておいたのでしょう。それは年長さんの下駄箱の前まで続いていました。
それに気づいた、年長さんの女児3人が、
「私たちがやる。」
と言って、片付け始めました。
自分の背より高いくらいの棚の上に、どっこいしょと、三輪車を持ち上げて並べていきます。
年長さんらしく、優しい気持ちにあふれている行動で嬉しかったです。