みんなで育つ

「ねえ、お片付けだよ。」
という友達の声を聞いて、はっとしたように遊ぶのをやめて、片付け始めるということがあります。
時には、大人の声よりも耳に届く場合があります。


さようならの挨拶をする時刻まで、廊下で座って待つ時間があります。
そんな時、数人がみんなから離れて遊んでしまうことがたまにあります。
「座って待つんだよ。」
と、友達からの注意の言葉を聞いて、すっとみんなの列に戻る姿があります。
そうだった、しまった、と思っているように私からは見えました。


友達が友達に注意を促す場面の例ですが、大切なつながりです。
小さな場面ですが、注意する方も、される方も、互いに育っていくものは大きいと私は思っています。
集団で生活している意味が、こうしてみんなで育つということだと考えるからです。