観劇会

西入間地区私立幼稚園協会主催の観劇会でした。
30分早いバスの運行にご協力いただきありがとうございました。
おかげさまで、時間どおりに会場へ2往復送迎することが出来ました。

今日の演目は、劇団飛行船による『長靴をはいた猫』でした。
シャルル=ベロー原作のこのお話は、小さい頃絵本で読んだ記憶がありますが、ストーリーもうろ覚えと言うよりほとんど忘れていました。
昨夜少し勉強し直して、今日の観劇会に臨みました。

面白かったところはたくさんあり、子どもたちも手拍子をしたり、恐がったり、舞台に引き込まれて見ていました。
お子さんから話を聞いていただきたいのですが、マスクプレー(ぬいぐるみの登場人物)ミュージカルで、演じている方は大変なご苦労だろうなと思いながら見ていました。
舞台の一つ一つの工夫や、魔法で変身したチーズ狂いのネズミの姿などスターウォーズに出てきた異星の怪物達を思わせるような扮装があり、どういう仕掛けになっているのだろうとも思いました。

お話も、誠実に生きるとは、人と人とのつながりの中では何が本当に大切なのか、などについて感じさせるような展開になっていてとても良かったです。
狡智に富んだ猫が主人(両親を亡くした粉ひき屋の3男)の為に策略を巡らして何とかお姫様に近づけさせ、主人の幸運を実現しようとするのですが、とうとう嘘がばれてしまうというところで、3男がありのままを話します。
しかし、だまされた王様は怒らずその誠実さを認め、許し、侯爵の地位を与え、3男だけでなく兄弟みな幸せになる(猫も)というハッピーなお話です。
猫が仕組んだ策略(嘘)を土壇場で3男が自分たちの嘘として引き受け誠実さを示したところと、娘(姫)と女官長の間に挟まれて頼りない王様が最後に示す王様らしい結論の示し方が、大人が見ても楽しめるところだなと思いました。
子どもたちの感想、またご紹介したいと思います。