園だより「冬休み号(12月20日付け)」より

「あー、楽しかった!」〜2学期に見せた成長〜
 平成24年度、第2学期も終業となりました。
 親子遠足、運動会、バザー、お餅つき、音楽会と、保護者の皆様にご協力いただく行事が多くありましたが、おかげさまでどの行事も充実して終えることができました。ありがとうございました。
 また、アンケートをお願いした行事については、たくさんの感想やご意見をいただきました。次への参考にしていき、より充実した内容を目指してまいります。重ねてお礼申し上げます。
 さて、たくさんの行事のあった2学期でしたが取り組みの基本には「一生懸命になれる楽しさ」を心がけてきました。具体的には、やりたがる気持ちが起きるように配慮する、子どもを追い立てない、頑張っている過程を大切にしほめる、みんなで喜ぶなどを意識しました。
 つい先日行われた音楽会は、欠席が0人でみんなが音楽会を楽しむことができ何よりでした。子どもたちはみな楽しそうに笑顔でそして真剣に、歌い、踊り、合奏しました。私が座っていたところからは、舞台反対側のそでの中の様子がよく見えたのですが、演じている友達の踊りに合わせてニコニコしながら一緒に体を動かしている姿や、歌っている姿がたくさん見られました。クラスが一体になっていました。
 いただいたアンケートには、家でも歌ったり踊ったりしていましたというお話がありました。園での子どもたちからは、「あー、楽しかった!」「もっとやりたかった。」という言葉を聞き、やりきったという笑顔を見ることができました。
 運動会は、学年や全園児での練習が中心でした。音楽会はクラス中心の練習でした。その分クラスの友達同士が密接に関わる時間を過ごすことになりました。クラスの一体感はそこから生まれてきたのだと思います。
 何が成功した、何が良くできた、ということの中で、みんなで力を合わせることの楽しさを味わったり、自分を出したり、お互いの良さを発見したりという、人間としての大きな成長が見られた2学期でした。
 今年の成長を慈しみつつ本年を送り、どうぞよいお年をお迎えください。


年末年始は子どもも家族の働き手
 年末年始は、ご家庭もいろいろとお忙しいもの。このときこそ、家事を一緒に楽しんでやる経験をさせてください。猫の手、ではなく立派な子どもの手を活躍させ、たくさんほめて「自分もなかなかお母さんやお父さんの役に立っているじゃないか、いいぞ。」という、いわゆる自己肯定感を十分に育んでいただきたいと思います。お手伝いしたら何円、ということではなく、人の役に立つ嬉しさを小さい頃からたっぷり味わわせてください。仕事を共にする中での親の嬉しい声掛けこそが子どもを真に育てます。
 そして、ご家族みなさんでお正月遊びなどで楽しい時間を過ごしてください。1月10日元気に登園する子どもたちに会うのを楽しみにしています。