園だよりから

げんきよく、やさしく、たくましく

 去る3月17日(火)、松組、竹組、梅組73名が、若葉台幼稚園を希望に満ちて卒業しました。在園児代表の子どもたちが、心を込めて「別れの言葉」を述べました。ご家庭でのご協力もありがとうございました。おかげさまで温かく門出を祝うことができましたことを感謝申し上げます。
 本日23日は、年少、年中組の修了式です。
 本園では、「げんきよく、やさしく、たくましく」の教育目標の下、保育・教育活動を計画、実施してまいりました。この1年間で、子どもたちは大きな成長を見せました。担任からの報告を紹介いたします。
 《年少》4月入園した頃は、不安でいっぱい、お母さんと離れたくないという表情でしたが、気付けばバスにも進んで乗るようになったり、門から元気に走って教室へ向かうようになったりしていました。椅子に座ること、並ぶこと、友達と過ごすこと、何もかも初めてで精一杯に過ごしていたように思います。お片付け、ロッカーの使い方、制服の着脱・・・いろいろなことが自分でできるようになりました。お弁当も、多くの子が完食するようになりました。少しずつルールを学び、いろいろと考えて楽しく過ごせるようになりました。担任として何より嬉しいことは、1人1人が笑顔で幼稚園生活を楽しんでくれていることです。
 《年中》進級児と新入児があまり混ざらずに遊んでいましたが、少しずつ声をかけ合ったり一緒に遊ぶ姿が出てきました。初めのうちは教師が一緒にはいることで遊びも長続きしていましたが、今では、自分たちで声を掛け合い、ルールのある遊びを集団で長続きできるようになりました。トラブルを友達同士で解決できるようにもなってきました。また、時計を見て行動できるようになってきました。自分(自分たち)のことを自分(たち)でできるようになってきました。
 さまざまな行事を通して年長組の刺激を受けてきました。並び方、走り方、歌い方、声の出し方、取り組み方等。年長組になりたい!という憧れもめばえ、期待でワクワクしている気持ちが表れています。
 《年長》やるときはやる、遊ぶときはたくさん遊ぶ、とメリハリをつけて行動できるようになってきました。いろいろな行事を経験していくうちに、うれし泣きや、悔し泣き、いろいろな涙を流して、一歩ずつ大人に近づいているんだと感じました。小さい子の目線に合わせ、お話をしてあげたり、手をさしのべている姿を多く見かけました。小さい子が転んで泣いていると「大丈夫?」と声をかけて先生の所へ連れてきてくれたりしました。挨拶を恥ずかしがっていた子も、先生からされる前に自分から元気よく「先生、おはようございます。」と挨拶できるようになりました。
 友達と喧嘩をすると、毎回のように言いに来ていましたが、「お友達同士でよく話し合ってごらん、しっかり言葉で言わないと相手に伝わらないよ。」と話すと、子どもたちは、「私はそれをされていやだった。」「私はこうしたかった。」と自分の気持ちを伝え合って仲直りができ、自力解決の場面がありました。

 こうした姿は、幼稚園という社会生活の場がしっかり子どもたちの中に根付き、そこで大きく成長してきたことを物語っています。
 この1年間、保護者の皆様にはたくさんのご理解ご協力をいただきまして誠にありがとうございました。改めて、御礼申し上げます。
 修了おめでとうございます。