並び方が上手に

今朝の朝会で、「みなさんを見ていてすごいなぁと思ったことがあります。それは、年少さんの朝会の並び方がずいぶん上手になってきたことです。朝会が始まった頃は、どこに並んだらいいのかもわかりませんでした。でも今ではちゃんと自分たちの場所が分かってさっと行けるようになりました。そして、年中さん、年長さんはへびへびにならず、まっすぐ速く並べるようになりました。今度の日曜日は、参観日です。お父さん、お母さんが幼稚園でのみなさんの様子をごらんになりにいらっしゃいます。今日のように、みなさんができるようになったことや頑張っているところを見ていただきましょう。」という話をしました。
今年度の朝会が始まったのは5月17日からでした。今日までの間朝会を行ったのは4回ほどでした。
できて当たり前と言われればそうかもしれませんが、私は、一つ一つ何かができていくことを本当にすごいことだなと思います。なぜなら、人間は学ぶことでそれらができるようになる生き物だからです。
生まれつきの本能でできることは、お母さんのおっぱいを吸うこと、泣くこと、笑顔をみせることくらいではないでしょうか。這うことも、立つことも、歩くことも、おしっこすることも、すべて人は学ぶことでできるようになるのです。
もちろん、学びの速度は一人一人違います。学びの幅も、方向性も違います。それを学びの多様性と言います。
私たちは子どもの学びの多様性を踏まえつつ、集団の中で(人とのかかわりの中で)一人一人を伸ばしていくことを、毎日実践しています。
日曜参観では、お子さんが取り組んでいる様子、課題に向かっている様子をゆったりした目でごらんいただければと思います。
年少さんは、初めての参観日です。子どもたちの心はデリケートになると予想されます。興奮状態になるかもしれません。ありのままを見ていただくことで、子供たちの成長の一こまをご理解いただけると思っております。
日曜参観、お待ちしております。