おはぎにお月見団子?いえいえ・・・

この暑さに加えて、雨が降らないために園庭の土の表面がさらさらになっています。
朝の遊びの時間に、門に立っている私のところに女児園児が二人、どろ遊び用の小さなバケツを持って「見て、見て。」とやってきました。
さらさらな片栗粉かふるった小麦粉のようなそのどろに適度な水を加えると、とろっとした感じになります。
「とろとろしてるでしょ。」
「チョコレートみたいだね。」
つちというか、どろというか、ともかく子どもの手の感覚(それは心の触覚でもあるのですが)を鋭敏にするためにもどろ遊びはとても良いそうです。
「さらさらしてるよ。」
と、手からこぼれ落ちるどろを見ながら話しかけてくる子もいました。
さて、究極のどろ遊び。それは、やはりどろ団子でしょう。
おはぎ大の、手にちょっと余るくらいのどろ団子を作っている子、お月見団子くらいの大きさのお団子を作っている子、いろいろです。
でも、どの子も時間が来ると、できたどろ団子を大切に置いて、とても心配しながら教室へ行きます。
どろ団子置き場が本園の庭の片隅にありますが、ボールが飛んできたり、何かの拍子に壊れたりということもあるようで、それを避けるため、わざわざ植栽の根元の方に隠すようにして置いている子たちもいます。
どろ団子は奥が深く、昔新聞でも取り上げられたことがありました。また、本も出ているようです。うーん、どろ遊びといえど侮れません。
ピッカピカに光るどろ団子もあるようです。挑戦してみようかな。
どろ団子制作中
落ち葉の布団にそっと置かれたどろ団子