オニヤンマがきた

降園の時刻少し前、年少さんのAちゃんが、
「園長先生、トンボがいる。」
と血相を変えて呼びに来ました。
ポニー教室の前で何人かが声を上げて騒いでいました。
教室に入ってみると、なんと大きな大きなオニヤンマが一匹窓から出ようとガラスにぶつかりながら飛び回っていました。
下にずり落ちていたところを捕まえて、ビニル袋に入れて近寄ってきた子たちに見せました。
女の子などオニヤンマは珍しいし、大きくて怖いのでキャーキャー声を上げて、それでも見たくて近寄ってきました。
園庭で、ビニル袋から出して逃がしました。
その時、オニヤンマはしっかり私の指先を噛んでビニル袋に入れた仕返しをしてくれました。血が出て痛かったこと。あごが大きいだけあってなかなかの力でした。
内緒ですが、もしかしたら今日一番喜んだのは私、園長かもしれません。
オニヤンマのお客さん