子どものつぶやきから(A,B,Cちゃん・・では、どうもすわりが悪いので、今回から仮名で書きます。)

こうちゃん(仮名)が、悲しそうな顔をして近づいてきました。
「○○ちゃんがね、ぼくが、ごめんね、って言ったのに許してくれないの。」
「もう一度、言ってみたら。」
「何回もね、言ったの。それなのに許してくれないの。」
心配顔をして、ゆみちゃん(仮名)がやってきました。やりとりを聞いています。
「じゃあさ、もう一度だけ言ってみよう。気持ちをこめて言えばきっと許してくれるよ。」
「んーーーー。」
少し間をおいて、こうちゃんを見ていたゆみちゃんが、
「行こう。」
と、促してくれました。
様子を見ていると、その子の方へ行ったようです。
迎えの挨拶に立っていた時なので、そのあとまで見届けることはできませんでした。
15分ほどたってから、こうちゃんが近くに来ました。
「どうした?」
「大丈夫だった。」
「そう、許してくれたんだ。」
うなずいて、また遊びに戻っていきました。