子どものつぶやきから

バスを降りてきたはっちゃん(仮名)の水筒のベルトが外れてしまいました。落ちないように押さえています。
「外れちゃったね。」
と、手を貸そうとすると、
「自分でできる。」
と言って、ベルトの留め具を筒のでっぱりにうまくはめて、
「なおった。」

子どもを育てるということは、自分でできることを一つ一つ増やしてあげること。
小さいことで良いのです。自分でできたことが自信になり、自立への力となっていきます。
逆に言うと、本当はできるのに大人があまりに手を貸しすぎると、それは子どもの自立を妨げてしまうことにもなりかねないということです。
はっちゃんの、
「自分でできる。」
という言葉が、すがすがしい朝の一言でした。