3月の園だよりから

見えるもの見えないもの

 お遊戯会には、たくさんの皆様においでいただきありがとうございました。 たくさんのご感想ご意見をお寄せいただきました。今年度新たにお願いした事柄へは多くの肯定的意見をいただきました。感謝しております。
 輝くような衣装をつけ、笑顔で、思いきりはじけるように体を動かしていた子どもたちの姿に、ご覧いただいたみなさまもきっと幸せな時間を味わわれたのではないかと思っております。衣装合わせなどもお世話になりました。
 4月に入園し、運動会、音楽会という大きな行事を経験し、1年間の大きな成長を改めて感じさせてくれた年少さん。ほんとにかわいらしかったです。
 4月からの新しい友達と仲間になり、行事にも積極的に取り組み意欲的な生活を見せるようになって、演技にもたくましさが見えてきた年中さん。元気いっぱいの踊りでした。
 園の一番のお兄さんお姉さんとして、元気で、やさしく、たくましく、そして力強さが加わった年長さん。さすが、一番上の学年だけあって見応えある踊りを見せてくれました。
 ひな壇踊りも、ステージ横のお人形さんも及ばない、素晴らしいおひな様達でした。「すましがお」とってもよく似合っていましたね。
 はじめのことば、終わりの言葉、落ち着いてしっかり言えて、感心しました。
 練習を通してクラスみんなが一体感を感じ、楽しい時間を共有できた素晴らしさがリハーサルにはよく表れていて、それを見ていて目標の95%はもう達成している、そう思ったほどでした。
 私のそばにいた1人の園児が、
「明日、○○ちゃんこられるかなぁ。」
と、心配していました。踊りを楽しむという一体感だけではなく、友達を心配し、みんなで成功させたいという気持ちも、こうした活動の中に育まれていたのです。
 当日、子どもたちが楽しく踊る姿は見える姿でしたが、こうした姿は見えない姿でした。行事は、出来映えも大切ですが、むしろこうした見えない部分にある育ちこそが、後の生きる力となっていきます。
 100点満点で120点のお遊戯会。改めて、子どもたちに拍手です。