7月の園だよりより

完食と時間

 本園では、給食を食べた量について三段階の目安を作って、子どもたちの励みとしています。偏食をなくし栄養のバランスの取れた食事を摂り、健康な体づくりにつなげることがねらいです。
「先生、きょうキンキラ!」
と、完食した日は嬉しそうな笑顔で報告する子もいます。完食した日のシールが金色か銀色なので「キンキラ」と呼んでいます。
 さて、先日、幼・保・小連絡協議会があり、そこで話題となった一つが給食の時間のことでした。 小学校では、限られた時間の中で給食が行われます。食べる時間はおよそ20分です。話をしていると食べている途中で時間になってしまいます。
そのため、話をしないで食べる時間を設けている小学校もあります。1年生の中には、完食できず終わる子もいるようです。
 幼稚園では、時間で終わることよりも完食することを優先させています。場合によっては他の子が外に遊びに行ってしまっても食べていることがあります。
 時間の区切りを付けなければ完食できるとしても、それは一方では食事のマナーからするとどうかなと思うこともあります。
 ご家庭で習慣づけていただきたいことがあります。ながら食べをしないこと、口に食べ物を入れたまま話さないこと、話に夢中になりすぎないことです。「いただきます」と「ごちそうさまでした」のあいさつも大切です。手を合わせ、「よくかんで、こばさないように、静かに、お行儀よくいただきます。お父様、お母様、先生、皆さん、いただきます。」が、幼稚園での食事の挨拶です。
 年長児の後半は、時間で区切ることも考えたいと思います。夏休みの山中湖キャンプでも、少し時間を意識して食べる経験を入れていこうと思います。



(ところで、明日は“お弁当の日”です。
子どもたちも楽しみにしていることと思います。
キャラ弁でなくても大丈夫ですよ。
よろしくお願いいたします。)