幼虫の季節

蝶の幼虫や、ばったの赤ちゃんなど、いろいろな虫たちが育つ季節です。
園の正門の両脇にすえられている植栽ポットの花の陰にも、いろいろな虫が集まっています。すごいものだなと思います。
ポットの脇にプランターがあります。そこにはビオラの花が咲いています。ビオラは、スミレ系の花です。
スミレ系の花の葉っぱは、ツマグロヒョウモンという蝶の幼虫が好んで食べる葉っぱです。ツマグロヒョウモンは元々は南の地方に生息する蝶だったでのすが、5〜6年ぐらい前からテレビでもその北上が、温暖化の話とともに報道されてきた蝶です。
なんと、小さい幼虫がついていました。
虫が大好きなAちゃんが、早速その幼虫を見つけました。ショウリョウバッタの小さな小さな赤ちゃんも見つけました。捕まえるのも上手です。
このところAちゃんは、虫を楽しみに毎日ワクワク登園しています。
好きなことがあるということは、それだけですばらしいことです。難しいツマグロヒョウモンという名前も覚えてしまいました。
Aちゃんの友達のBちゃんCちゃんも虫さん大好きです。一緒に虫をさがしています。
私も我が家にあるスミレについていた幼虫とさなぎを家から持ってきました。職員室の前にケースに入れておいてあります。あと4〜5日すると、あの黒とオレンジのまだらの蝶が出てくることでしょう。
アゲハチョウの幼虫と卵も持ってきました。
今度、幼稚園のあいているところに柑橘系の木を植えさせてもらおうかなと思っています。アゲハチョウをよぶために。
隣の公園にビオトープや昆虫生息ゾーンでもできたら、子どもたちの絶好の自然観察園になるのですけど、それは無理な願いかな。
ツマグロヒョウモンの幼虫
ツマグロヒョウモンのさなぎ
アゲハチョウの卵
アゲハチョウの2齢幼虫