園だより学年末号より

げんきよく、やさしく、たくましく

 去る3月17日(木)、松組、竹組、58名が、若葉台幼稚園を希望に満ちて卒業しました。在園児代表の子どもたちが、心を込めて「別れの言葉」を述べました。ご家庭でのご協力もありがとうございました。おかげさまで温かく門出を祝うことができましたことを感謝申し上げます。
 本日23日は、年少、年中組の修了式です。
 本園では、「げんきよく、やさしく、たくましく」の教育目標の下、保育・教育活動を計画、実施してまいりました。この1年間で、子どもたちは大きな成長を見せました。担任からの報告を紹介いたします。

 《年少》初めての園生活で不安な表情をしている子、泣いてしまう子もいましたが、少しずつ幼稚園楽しい!!と思ってもらえたり、お友達もできたりして、笑顔で登園できるようになりました。「やって!やって!」だった言葉が「もうすぐお兄さん、お姉さんだからできる。」という言葉に変わってきました。自分のことは自分でできるようになった得意さが見られます。苦手なお弁当も一口食べたり、完食できる子も増えました。お友達が困っているのに気がついたりやさしく声をかけてあげられるようになり、自分のことだけでなく周りのことも見られるようになったことが分かります。けんかをしても、「ごめんね、いいよ」のやりとりができるようになったり、周りの子が中に入ってくれたりすることもありました。
 初めての経験ばかりだった年少さん、「先生!!」と笑顔で抱きついてきてくれる子どもたちと一緒に過ごせて幸せでした。
 《年中》4月当初は、元のクラスの友達と新入の友達とがなかなか混じることができずに遊んでいましたが、名前を覚えていくにつれ、一緒に遊ぶ姿が増えてきました。今ではすっかり皆で仲良しです。仲良し過ぎてトラブルもありましたが、自分たちで解決し、次の瞬間には笑っている光景がとても微笑ましかったです。                    年長児の姿に刺激を受けリレーをしたりドッジボールをしたりする姿もありました。来年度の活躍が楽しみです。
 元気で個性豊かな子どもたちと、温かい保護者の皆様と共に過ごすことができとても楽しかったです。ありがとうございました。
 《年長》年長組になり、お兄さんお姉さんになったんだという喜びを感じ、小さい子の手を引きお部屋に連れていってあげたり、泣いている子がいると優しく声をかけ、たくさん面倒を見てくれました。保育者の手伝いも進んでしてくれました。小学校へ行き1年生の授業風景などを見て刺激を受け、クラスでも「静かにして」と保育者が注意しなくても、自分たちで注意し合う姿が見られるようになりました。格好いいすてきな1年生になるという自覚が出てきました。
 たくさんの行事を経験し、友達の存在、協力すること、最後まであきらめずに頑張ることの大切さを学び大きくたくましく成長してきました。

 こうした姿は、幼稚園という社会生活の場がしっかり子どもたちの中に根付き、そこで大きく成長してきたことを物語っています。
 この1年間、保護者の皆様にはたくさんのご理解ご協力をいただきまして誠にありがとうございました。改めて、御礼申し上げます。
 修了おめでとうございます。